資料1   

世界のジャポニカ米及び食料統計に関する

HP(ホームページ)の開設

 

世界のジャポニカ米研究グループ 代表:伊東正一

 

本研究グループではHPを開設いたしました。アドレスは次の通りです。

http://worldfood.muses.tottori-u.ac.jp

この中では私たちの現地調査に基づく世界のコメの状況を報告するとともに、米国農務省が公表している世界の食料統計を訳したものを載せております。まず、世界のコメの状況におきましては特に写真の貼付に力をおきます。写真は時には文章以上に現場の多くのことを伝えてくれます。私たちの研究調査でとらえたものを、短い説明を付けて、できるだけ多くここに紹介したいと思います。また、これまでの報告会・シンポジュウムで報告した資料をここで改めて公開いたします。

次に世界の食料統計ですが、米国農務省(USDA)が発表している (Production, Supply and Distribution database 生産、供給、及び消費) から引用したものであります。これに、米国国勢調査局 (US Bureau of  Census) が公表している世界各国の人口のデータ(IDB: International Data Base) を取り入れ、一人当たりの供給量を算出いたしました。これらのデータを日本語に訳し、一般の方々に見やすく処理しております。

ここに取り上げている品目はコメ(精米換算)、コムギ、コーン、ダイズの4品目です。また、データの期間は1960年から1999年です。世界の約250ヶ国及び地域の生産面積、1ha当たり単収、生産量、輸出入量、期末在庫量、一人当たり消費量、在消比率(在庫が消費量(輸出を含む)に占める割合)、及び人口を載せています。これらのデータはグラフのみならず、数値でも表しております。

人口のデータは前述のように米国国勢調査局 (US Bureau of  Census) が公表している世界各国の人口のデータを取り入れたものですが、同局はデータが1950年から2050年の見通しまで公表しております。よって、人口の項目をクリックしていただきますと、この100年間のデータがグラフと数値の両方で見られるようになっております。

このHPはグラフの期間を長くしたり短くしたりする機能も備えており、プリントアウトする場合に必要な期間(年数)だけ選択することができます。

このHPの特徴は日本語で世界のかなりの小さな国々までの状況が一目で分かること。特に、これら4品目の食糧は人々の基本的な食料となるわけで、その国々の食料需給の変化を理解するの上で大きな力となってくれます。また、一人当たりの消費量の変化がこの40年間にどの様になっているか、についてよく分かり、グラフをみることにより将来の見通しを大まかに推測することができます。

米国農務省がPS&D Viewの中で公表している品目はまだ多くあり、今後より多くの品目をこのHPでとり扱っていきたいと思っております。

なお、米国農務省のデータを使わせていただいているわけですが、この点につきましては私自らワシントンに出向き、PS&D Viewの担当部署である米国農務省経済研究局貿易分析部貿易データ分析課のC. L. Whitton課長から快諾を得ております。その際にも同課長は私のそのような申し出に好意を示されると同時に「米国農務省が公表しているデータは公的なもの。どの様にお使いになろうとも結構です」との米国農務省の基本姿勢を強調されました。

このHPは文部省科学研究費、「基盤研究A(2)、海外学術調査」:“世界におけるジャポニカ米の生産・流通と潜在的生産能力に関する学際研究――その2”(1998年度から2000年度)により作成したものです。また、(財)全国食糧振興会及びその他の機関から多くの支援を得ました。




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最終更新日:2000年6月28日

このページに関する問合わせは研究代表者の伊東正一(鳥取大学助教授)までお願いします。